usの出版業から社内SEに転職した話

今の職業の仕事内容

会社の業務をヒアリングしてシステム化したり、新しい営業所にWifi環境作りに行ったり、SaaS導入する時の調査をしたり、いろいろ。
ぶっちゃけ非IT企業の社内SEという職は「パソコン周りの便利屋」として扱われることが多いので、再起動すれば直るような不具合でも呼ばれたりする。

今の職業にどうやって就いた? 

情報系の大学を出ていただけで、出版業に居た時の実務経験はほぼ0。
ただ元々2ヵ月だけSESに居て研修期間に自主勉強してたので、いくつかインフラ系のベンダー資格は持ってた。なおそのSESは自宅から片道3時間掛かる現場に行かされそうになったので辞めました。

出版業の社内SEという名目で就職。小さい会社だったからか、情報系を出てるという経歴だけで採ってくれたような雰囲気を感じた。とはいえ入社時点でプログラミングとかの仕事は0。Indesignで本作ってた。

その会社でホームページ弄れる?的な話を受けて、HTMLとJavascriptでちょっと動きがある程度のページやらを作る。

ラクな会社ではあったけど、もう少しちゃんとした経験を積みたくなったのでベンダー資格があることと、JS一応書けます!って感じで売り込んで受託開発会社に入る。

そこで経験を積んでたものの、ある時配置換えになり、そのチームのPMがパワハラマンでメンタル壊して辞める。

フリーやってた友人の誘いで、とりあえず日銭を稼ぐためにフリーになる。
受託の時はVBとかPythonとかJavascriptもちらほら書かされたけど、この時点でメインの言語はC#になっていた。

現場をコロコロしながら定職探し。今のところに就職。
ガッツリ開発というより、上の欄で書いたような便利屋ポジションの方が気質に合っていたので今回も社内SE。


フリーになった時は適当にググって出てきたエージェント。
転職にはPaizaとか色々試したけど、結局定着しているのはハロワで見つけた企業。
いわゆる「転職サイト」はSESばっかり出てきて使いづらい。

今後の展望

性格的にゴリゴリの開発現場は多分合わないので、今の場所をもし離れる必要に迫られた時、どんな所、ポジションに行くべきなのか悩んでいる。
この職場で順当に昇進していくならそれもアリかもしれないけど、向こう数年はともかく、10年20年と働ける場所でない雰囲気を何となく感じてる。

後輩へのメッセージ

開発疲れたけどエンジニアって業界には居たい人。
非IT系中小企業の社内SEは結構穴場なのでおすすめです。
最終的には会社次第ですが、自分が2ヵ所居て感じた良いところ、悪いところを書きます、参考までに。

良いところ
・そもそも会社自体にITに長けた人が少ないので、経歴が浅くても採用されやすい。
・ツッコミを入れられる知識のある人が社内に居ない(少ない)ので、社内SEとしての立場を確立すればかなり好き勝手できる。例えば今自分のいるところは、新しく開発始めるにあたって好きな言語を使えるし、IDEなんかも何を使うか指定されてない。
・内製のシステムの場合納期の主導権は概ねこちらにあるので、精神的にゆとりを持てる。
・社内ネットワークの管理やID管理などインフラ面の業務もあるので、開発一辺倒にならない。
・郊外にもこういった会社は点在しているので、例えば関東ならIT企業や現場の密集する東京まで通うのが大変、と言った人でも、近隣に見つけられる可能性が高い。(この点でもハロワが見つけやすい)


悪いところ
・初めて使う技術を触るときや行き詰った時の思考錯誤・キャッチアップのような、具体的な成果物が無い期間を理解されにくい。
・ZIPとパスワードを分けて送信、書類は印刷してハンコ押してスキャン、なんでもExcel、とりあえず飲み会など、エンジニア的には腹立つ古い風習がありがち。
・前述の通り「パソコン周りの便利屋」になりがちなので、Excelが止まったとか、変なメールが来たとかそのくらいでもトラブル対応に呼ばれる、人によってはめんどい。
・常に開発タスクが回ってくる訳では無いので、手持ち無沙汰になることもある。自分はその間ping-tとかで勝手に勉強してたが、ガッツリ実務経験を積みたいという人には向かない。

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